<牛久の友の会>Friend’s of USHIKU 報告

<牛久の友の会>Friend’s of USHIKU

BLOG:https://foushiku.blogspot.jp/
設立:2014年1月
代表:マイケル・コールマン神父
活動内容:東日本入国管理センター被収容者への面会・差入れ
外国人生活困窮者支援(フードバンク食料支援など)

常陽銀行 土浦駅前支店
(口座番号)普通 1569069
(口座名義)ウシクノトモノカイ マイケルコールマン

 

 


2020年度事業報告

総括

みなさまのたゆまぬご支援により、東日本入国管理センター(牛久入管)の被収容者たちと面会し、KDDIカードや衛生用品などを差入することができました。
また、そこから仮放免されているが、在留資格がないため就労禁止および健康保険適用外となっている、生活困窮外国人たちに、フードバンク茨城からの食料品を提供し、生活費の一部などを援助することができましたことに、多大な感謝をいたします。ありがとうございました。

東日本入国管理センター訪問

マイケル神父、ブライアン神父とほぼ毎週火曜日に牛久入管に行きます。そして、被収容者からの手紙や電話連絡などにより、かれらに面会し、いろいろな問題を聞き、アドバイスをし、ともに祈ります。
また、KDDIカードや衛生用品などの生活必需品を無償で差し入れしています。

生活困窮外国人の支援

・CHANDRA KUMAR(SRILANKA)
 東京在住の難民申請中の被仮放免者で、マイケル神父がつくば教会にいたときから生活支援をしています。ご存知のように在留資格がないので、非常に困難な生活をしています。かれはときどきマイケル神父に会いに来ます。そのときいつもかれの好きな回転すし屋につれていきますが、かれは豚汁とすし20皿をたいらげます。よほどおなかをすかせているのでしょう。

・FAISAL AHMED(BANGLADESH)
 かれは、つくば市在住の難民申請中の被仮放免者でしたが、自国での冤罪の疑いが晴れたので、5年ほど前に帰国いたしました。
しかし、直後に自動車事故にあい、片足が不自由な身となったため働くことができずにいますので、かれの生活費を海外送金しています。

・TAKABI MOHSEN TEHERANI(IRAN)
 かれは永住者で生活保護をうけています。かれは若いときに作業中に落下した鉄パイプに打撃を受けました。しかし会社は当時、日本語が少ししかわからないかれをだまし、労災保険を支給しませんでした。事故の影響で、いろいろな病気をかかえています。左耳下腺ガンのため物がかめませんし、知覚過敏でアパートの窓は閉め切っています。前立腺ガンもふくめて大量な痛み止め(モルヒネ)を服用しています。足腰が不自由で2級身体障害者でもあります。
わたしたちはフードバンク茨城からいただいたおかゆやレトルト食品などを差し入れし、病院に通院するためのタクシー代のために支援しています。


カリタスジャパン新型コロナ感染症対応の援助

2020年度は新型コロナウィルスによる感染症対応として、カリタスジャパンより国内援助金をいただくことができ、おもに被仮放免者を対象に16人の外国人に支援することができました。そして、かれらのために東京・神奈川・茨城・千葉・さいたま・群馬そして山形まで支援金を届けてくださった神父様や信徒のかたたちに、こころより感謝いたします。

オープンハウスと連携

さいたま教区より、洗剤・ボディソープ・シャンプーなどの衛生用品をいただいています。そして、FAXで通知された被収容者たちの面会や差し入れの依頼を受けています。わたしたちはワンストップで牛久入管の支援活動をしています。

連携団体

・フードバンク茨城
・北関東医療相談会(AMIGOS)
・牛久入管収容所問題を考える会
の会員として参加しています。

投稿:加藤健司(土浦教会)2021年3月