<牛久の友の会>Friend’s of USHIKU 報告

<牛久友の会>Friend’s of USHIKU
BLOG:https://foushiku.blogspot.jp/
設立:2014年1月
代表:マイケル・コールマン神父
活動内容:東日本入国管理センター被収容者への面会・差入れ
外国人生活困窮者支援(フードバンク食料支援など)

常陽銀行 土浦駅前支店 (039)
(口座番号) 普通 1569069
(口座名義) ウシクトモノカイ

JOYO BANK TSUCHIURA (039)
ACCOUNT NUMBER: 1569069
ACCOUNT HOLDER: ウシクトモノカイ

 

 

 

2022年度事業報告

【総括】
 みなさまのたゆまぬご支援により、東日本入国管理センター(牛久入管)の被収容者たちと面会し、BRASTELカードのチャージや衛生用品などを差入することができました。また、そこから仮放免されているが、在留資格がないため就労禁止および健康保険適用外となっている、生活困窮外国人たちに、フードバンク茨城からの食料品を提供し、生活費の一部などを支援することができましたことに、多大な感謝をいたします。ありがとうございました。

【東日本入国管理センター訪問(面会・さしいれ)】 
 マイケル神父とほぼ毎週火曜日に牛久入管に行きます。最近、仮放免される人たちが増えてきていますので、コロナ禍の前は300人ほどいた被収容者数は30人ぐらいに激減しました。しかし、わたしたちはあきらめずに、被収容者からの手紙や電話連絡などにより、かれらに面会し、いろいろな問題を聞き、アドバイスをし、ともに祈ります。また、BRASTEL(電話)カードのチャージや衛生用品などの生活必需品を無償で差し入れしています。
そして、2022年度のさしいれ関連総額は256,665円でした。

【仮放免者等生活困窮外国人の継続的支援】
・CHANDRA KUMAR(SRILANKA)
 東京在住の難民申請中の被仮放免者で、マイケル神父がつくば教会にいたときから生活支援をしています。ご存知のように在留資格がないので、非常に困難な生活をしています。当会はアパート代や食費などを支援しています。

・FAISAL AHMED(BANGLADESH)
 かれは、つくば市在住の難民申請中の被仮放免者でしたが、自国での冤罪の疑いが晴れたので、6年ほど前に帰国いたしました。しかし、直後に自動車事故にあい、片足が不自由な身となったため働くことができずにいますので、かれの生活費を海外送金しています。

・TAKABI MOHSEN TEHERANI(IRAN)
 かれは永住者ですが生活保護をうけています。そして、いろいろな病気をかかえています。左耳下腺ガンのため咀嚼できませんし、知覚過敏でアパートの窓は閉め切っています。前立腺ガンもふくめて大量な痛み止め(モルヒネ)を服用しています。足腰が不自由で2級身体障害者でもあります。わたしたちはフードバンク茨城からいただいたおかゆやレトルト食品などを差し入れし、病院に通院するためのタクシー代などのために支援しています。

・JACOB SHARK(NIGERIA)
 かれは牛久入管に収容中に心臓病のために大きな手術をしました。かれは治療を続けるために在留特別許可(医療)を交付されましたが身体障害者です。生活保護は受給されませんし、健康保険は3割自己負担です。かれの住居と治療費はある団体が支援していますが、わたしたちは食費などを支援しています。

・ETHIGE AJITH SILVA(SRILANKA)
 かれは仮放免中にアルバイトなどをして足首を骨折しました。救急病院では手術を断られました。かれはかんたんな添え木をされただけで帰されました。しばらくして、なんとか骨が癒着してきたためある病院でリハビリを受けることができました。そのごふたたび品川入管に収容され強制送還されました。かれは仕事ができないので、わたしたちは生活費を海外送金しています。
 2022年度の外国人生活困窮者への支援総額は2,068,000円でした。

【オープンハウスと連携】 
 さいたま教区より、洗剤・ボディソープ・シャンプーなどの衛生用品をいただいています。そして、FAXで通知された被収容者たちの面会や差し入れの依頼を受けています。わたしたちはワンストップで牛久入管の支援活動をしています。

【連携団体】
・フードバンク茨城
・牛久入管収容所問題を考える会


2022年12月
事務局長:加藤健司