水戸教会
教会の概要
カトリック水戸教会(聖家族教会)
〒310-0063 茨城県水戸市五軒町2-4-37
Tel. 029-221-3976 Fax. 029-226-7661
担当司祭:ウィリアム・ドネガン神父
主日のミサ 毎日曜日 9:30~
URL https://catholic-mito.com/
水戸教会の歴史
水戸教会の120年余の歴史は、パリ外国宣教会によって北関東の司牧が始められた草創期と言える第一期(1896年~1936年)、司牧担当がパリ外国宣教会からフランシスコ会となった第二期(1936年~1949年)、そして第二次世界大戦後に司牧担当がイエズス・マリアの聖心会となり現在に至る第三期(1949年~現在)にわけることが出来ます。
水戸教会の歴史を振り返ると、イエス・キリストへの召命に従った多くの宣教師・修道司祭・シスター・伝道師達の献身的な教導と信者の祈りにより今日の水戸教会があることがわかります。
第一期
1889年(明治22年) | 1月16日水戸線開通の日にパリ外国宣教会カディヤック神父初めて水戸の地を踏む。伝道士とともに巡回が始まる。 |
1896年(明治29年) | 宇都宮教区から分離、水戸教会が生まれる。 パリ外国宣教会フルニエ神父赴任。 |
1902年(明治35年) | 教会建設。 |
1911年(明治44年) | フロジャック神父赴任。 |
1912年(大正元年) | 新聖堂完成、聖フィリッポに捧げられる。 フロジャック神父の母上様よりマリア様、ヨゼフ様のステンドグラスがフランスから送られ、現在も祭壇上で輝いている。 |
第二期
1936年(昭和11年) | パリ外国宣教会からフランシスコ会の担当となる。 |
1937年(昭和12年) | ロック・カルパンチエ神父着任。 ロック神父様は、第二次世界大戦中1914(昭和16)年から1945(昭和20)年まで外国人抑留所(埼玉)に拘禁された。 |
1945年(昭和20年) | 8月1日 水戸空襲、市街地の80%が焼ける。井上伝道士の必死の消火活動により、教会は焼け残った。 終戦のわずか2日後8月17日にロック神父、水戸教会に戻る。 その後、ロック神父により精力的に巡回や罹災者たちへの奉仕・援助が行われた。 |
1948年(昭和23年) | 4月 聖母幼稚園開園 |
第三期
1949年(昭和24年) | ロック神父は前橋に異動となり、イエズス・マリアの聖心会アメリカ管区が司牧を引き継ぐ。 クレーグ神父着任。 |
1950年(昭和25年) | 7月 ボーイスカウト結成。 |
1954年(昭和29年) | 現在の聖堂完成、聖家族に捧げられる。 中央聖家族のステンドグラスは、当教会信者谷島信一のデザイン。 |
1962年(昭和37年) | 三位一体聖体宣教女会の5人のシスターが着任。 |
1996年(平成8年) | 11月4日、水戸教会創立百周年記念祝賀式開催。 |
2011年(平成23年) | 東日本大震災 聖堂内のマリア像は床に落ちて顔が無くなり、イエス像も落ちて鼻が折れる。十字架のイエスは左足の膝から下が落ちる。 祭壇の大理石も割れる。 |
現在までの水戸教会からの召命
司祭5名、修道士1名、修道女34名。
三位一体聖体宣教女会
メキシコに本部がある女子修道会です。
1962(昭和37)年に初めてシスター達が水戸教会に派遣されました。
シスター達は、要理教育、典礼の準備、教会附属の聖母幼稚園での幼児教育などに当たられています。
水戸教会の現況
日本語のミサは日曜日午前9時半、土曜日午後6時半、金曜日午前10時から聖堂で行われ、また火、水、木曜日の午前6時45分からは三位一体聖体宣教女会修道院で行われています。
外国語のミサは、毎月第1、3日曜日午前11時半から英語のミサが、毎月第2日曜日午前11時半からタガログ語のミサが行われています。
英語やタガログ語のミサは、歌の雰囲気や楽器が日本語のミサとは随分異なり、また出席される方々も日本語のミサに比べると随分若く、活気に満ち溢れています。
日本語のミサでも、ローマ字の歌詞をパワーポイントで作成しモニター画面に映し、外国の方々も歌いやすいように工夫しています。
教会の活動は、多くの方々の奉仕によって成り立っています。
現在水戸教会には、典礼部、総務部、財務部、施設部、葬儀部、福祉部、育成部、国際部、広報部、墓地管理員会といった活動部会があり、教会の活動を支えています。
またミサに奉仕するため、侍者、聖体奉仕、聖書朗読、答唱詩編、オルガン演奏、先唱の各グループがあり、ドネガン神父様のご指導のもと美しい典礼を目指しています。
聖歌隊も結成され、復活祭やクリスマスのミサの時には美しい歌声で聖歌を歌っております。
信徒は居住する地区により四つある地区会のいずれかに所属し、教会の掃除やバザー、復活祭・クリスマスのパーティーの準備、地区会内で帰天された方の葬儀ミサのお手伝いなどの奉仕を行っています。
教会の年間行事としては、四旬節と待降節の黙想会、聖母幼稚園との合同のバザー(10月)、テゼの黙想と祈りの集いなどを行っています。
今後も水戸教会が地の塩、世の光となるよう、教会員一同祈りを合わせて歩んでいきたいと思います。