第40回「家族の日」Part2
第40回茨城県カトリック教会「家族の日」開催
「御父から、天と地にあるすべての家族がその名を与えられています。」(エフェソ3:15)
11月3日、抜けるような秋空の下、第40回茨城県カトリック教会「家族の日」が友部修道院にて開催されました。使徒職協議会の皆さん中心に準備された会場には、300名を超える家族が集まりました。
5年間祈り待つ続けたさいたま教区新司教、マリオ山野内司教様を迎え、司教司式による記念ミサが執り行われました。多国籍の信徒が見守る中、ミサは多言語で行われ、「私たちが、外国人でも寄留者でもなく、聖なる民に属する物、神の家族」(エフェ2:19)であることを実感する瞬間でした。
午後に行われた「宣教・福音化年の集い、多国籍の皆さんとの分かち合い」では、5人の皆さんによる信仰の証の分かち合いが行われました。
神様から頂いた恵みを、自分の言葉で語られる姿は、異なる文化を持つ者たちが集い、対立するのではなく、また同化するのでもなく、多様性の中で信仰をもって一体化する家族の姿そのものでした。
神がいるのか自問自答の中で苦しみ、その先に「見よ、わたしは万物を新しくする」(黙21:5)の御言葉にいきつき、神はいる、との信仰にたどり着いた経験。神父になりたいと語った若者。日本で外国人として子供を育てる中でどのように福音を伝えるか思い悩んだ日々の経験。一人で来日し、何もなかった土地で、幼いとき母と教会に通った思いを抱き続け、実際に教会建立までたどり着いた経験、日本に来て家族を失い信仰も失いかけた時、ある人との出会いが消えかけた信仰の灯を復活させ、ふたたび神の家族として生きることができるようになった経験。
すべての言葉が、信仰をより深く導く恵みとして信徒に届けられました。
その後は、各教会の皆さんの素晴らしいパフォーマンス、司教様のギター演奏での歌、神父様によるオカリナ演奏、国際色豊かなダンス、恒例の水戸黄門体操を存分に楽しみ、コミュニティーの結束を共有しました。
最後は、「アーメンハレルヤ」を全員で歌い、この素晴らしい「家族の日」は盛況のうちに終了しました。
「ハレルヤ。わたしの魂よ、主を賛美せよ。」(詩146:1)