<牛久の友の会>Friend’s of USHIKU 報告
<牛久の友の会>Friend’s of USHIKU
<牛久友の会>Friend’s of USHIKU
BLOG:https://foushiku.blogspot.jp/
設立:2014年1月
代表:マイケル・コールマン神父
活動内容:東日本入国管理センター被収容者への面会・差入れ
外国人生活困窮者支援(フードバンク食料支援など)
常陽銀行 土浦駅前支店(039)
(口座番号)普通 1569069
(口座名義)ウシクトモノカイ
JOYO BANK TSUCHIURA (039)
ACCOUNT NUMBER: 1569069
ACCOUNT HOLDER: ウシクトモノカイ
- 送還忌避者について
- 被収容者について
- 被仮放免者について
- わたしたちの支援について
1.送還忌避者について
最近の法務省データによると、送還忌避者は日本に3103人となっています。 送還忌避者とは、出入国管理の実務上、退去強制令書の発付を受けたにもかかわらず、自らの意思に基づいて、法律上又は事実上の作為・不作為により本邦からの退去を拒んでいるもので、入国管理センターに収容中(248人)、仮放免中(2440人)、仮放免逃亡(415人)となっています。
このなかで、入国管理センターに収容されている者は被収容者といい、仮放免されている者を被仮放免者といいます。
2.被収容者について
現在、東日本入国管理センター(牛久入管)の被収容者は23人あまりとなっています。かれらはほとんど居室の中でひとりです。TVを見て、1日一回1時間程度の運動をしています。そのほかには何もできないことはとてもつらいことです。また、かれらのほとんどは多くの病気をかかえているので、なおさら何もできません。 被収容者には3つの事情があるようです。
・若い人たちは、やり直しがしたいので国に帰ることを考えています。
・日本にいる両親を助けたいので、仮放免を希望している人。
・家族もなく高齢なため、仮放免されても生活ができないので、収容生活を続ける人。
3.被仮放免者について
被仮放免者は「在留資格なし」「就労の禁止」「健康保険適用外」にしばられ苦しい困難な生活をしています。かれらはいろいろなボランティア支援グループに助けられていますが、支援にも限界が来ています。かれらは病院にいけば100%以上の費用がかかりますので、がまんをしています。健康保険なしで仮放免されるのはとても大きな不安となります。
4.わたしたちの支援について
被仮放免者やコロナ禍で仕事ができずに苦しんでいる外国人等のために、みなさまからいただいた寄付金の一部を使用させていただいています。これまでに、スリランカ人・ナイジェリア人・ネパール人・イラン人・ガーナ人・インド人などに生活支援をいたしました。これはひとえに、みなさまのあたたかいご支援の賜物と存じます。ありがとうございます。
ここに、二人の被仮放免者を紹介いたします。
・スリランカ人のSILVAさん かれはバスの洗車を手伝っているときに落下して、足首の骨を骨折しました。応急手当をしたあと、治療費については当会でなんとかするので、手術のできる病院をさがしましたが、健康保険がないことを理由に断られました。とりあえず医師会病院でリハビリをしてくれることになりました。6ヶ月ほど経過したら、杖をつきながら歩けるようになりました。まずはひと安心と思っていたら、かれは再度、品川入管に収容されました。そのあとすぐにかれは強制送還されることになり、情勢が不安定なスリランカに帰国しました。
・ナイジェリア人のSHARKさん かれは牛久入管に収容されているときに重い心臓の病気となり、協同病院で手術をしました。収容中ですので国費でしたが、とても大きな費用だったそうです。そのあとかれは糖尿病で一日4回のインスリン注射をするようになりました。そうしているうちにかれは仮放免されることになりました。幸いに、茨城NPOセンター・コモンズがかれの面倒を見ることになりました。そして、わたしたちはかれの治療費・生活費の一部を支援することといたしました。 取手教会の女性信徒が、ミサに与るために彼を連れてくるときがあります。かれは人々との交わりや、太陽の光をあびて、とても嬉しそうでした。
このような継続的および緊急的な支援を続けていくためには、財政的な基盤を必要といたします。みなさまのご支援をよろしくお願いいたします。
お振り込みをされたみなさまにおねがいがございます。
常陽銀行の振込依頼書が廃止されましたので、「牛久の友の会」ブログの連絡フォームに、 お名前・メールアカウント・メッセージ(住所や電話番号など)を記入し、「送信」してください。
2022年9月投稿
加藤健司