<牛久の友の会>Friend’s of USHIKU 報告

<牛久の友の会>Friend’s of USHIKU

BLOG:https://foushiku.blogspot.jp/
設立:2014年1月
代表:マイケル・コールマン神父
活動内容:東日本入国管理センター被収容者への面会・差入れ
外国人生活困窮者支援(フードバンク食料支援など)

常陽銀行 土浦駅前支店
(口座番号)普通 1569069
(口座名義)ウシクノトモノカイ マイケルコールマン

 

 


最近の東日本入国管理センター(牛久入管)での支援活動について

検温済シール

◇わたしたちはほとんど毎週火曜日に牛久入管に行きます。マスクをつけて玄関を入ると、アルコールで手を消毒し、インターホンで職員を呼び出し、職員がおでこにむけて体温をはかります。問題がなければ左の写真のようなシールを胸に貼り付けます。それからやっと受付ロビーに入ることができます。

◇最近、仮放免された人たちが多いので、牛久入管の被収容者は80人ぐらいと聞いています。そして、コロナ感染防止のため、ほとんどが部屋に1人です。差し入れについては手紙も少なくなり、いつも10人前後となっていますし、そのなかにオープンハウスからのFAX依頼もあります。

◇面会室にはいるときは、携帯・スマホそのた電磁的に記録のできる機械などはロッカーの中に入れてそのカギを持ちます。それから金属探知機をとおりぬけて、またアルコールで手を消毒してから指定された部屋に入り、被収容者が来るのを待ちます。面会室は4畳半ほどの広さで、中央が厚いアクリル板で仕切られています。以前は声が良く聞えるように、一部がパンチングメタルで小さな穴が開いていましたが、今はテープでふさがれていて、おたがいにマスクをしていると声がとても聞きづらいです。みなさん自然に大声になります。

◇拘束されているかれらには絶えずストレスがあります。暗い顔をしているかれらも話をしているうちに、だんだんニコニコしてきます。そして最後に、わたしたちはマイケル神父が作った『入管被収容者のための祈り』をとなえます。かれらも目を閉じて心を込めて祈ります。そこにはある種の感動があります。

カリタスジャパンのコロナ関連援助完了について

◇わたしたちは「入管収容者および生活困窮外国人の支援(ケア)事業」のカリタスジャパンの国内援助金として¥1,000,000の助成金をいただきました。被支援者としては、東日本入国管理センター(牛久入管)から仮放免されている外国人や、収入がほとんどない生活困窮外国人を対象として、助成金を支援しました。

◇実施対象者(受益者)について

***被仮放免者(男性)***

かれらは在留資格がないため、就労が禁止されている。また、健康保険もなく自治体の福祉行政にも関与できない。かれらの多くは収容施設内でストレスや職員の対応の悪さなどにより病気になり、治療も受けられずそのまま仮放免されています。

(IRAN)群馬県高崎市: 家族は妻と子供、仕事がしたいができないのでとても不安
(IRAN)埼玉県富士見市: 家族なし、病気(統合失調症)をなおしたい、食事は1日に1回だけ
(CAMEROON)東京都北区: 家族なし、食べ物やアパート代、健康に気をつけたい
(CAMEROON)埼玉県幸手市: 家族なし、食べ物やその他、神様に感謝しています
(CAMEROON)埼玉県草加市: 
(CAMEROON)神奈川県鎌倉市: 家族なし、力を落としています、悩みを抱えています
(NIGERIA)千葉県柏市: 
(SRILANKA)千葉県豊里市:  
(CHILE)東京都中野区: 家族なし、病院代やその他、皆さんに感謝しています
(KURDO/TURKEY)東京都目黒区: 家族は奥さんだけ、病院に通院しているので治療費や薬代が高い
(KURDO/TURKEY)千葉県鎌ヶ谷市:
(NIGERIA)東京都江戸川区:
(PHILIPPINE)埼玉県草加市:

***生活困窮外国人(女性)***
かれらには在留資格はありますが、病気などのためにわずかな収入で生活しています。

(PHILIPPINE)茨城県石岡市: いつもひとり、ガンにかかり困っている、薬代がかかる
(PHILIPPINE)茨城県龍ヶ崎市: シングルマザー、娘の学費が高いので心配です
(PHILIPPINE)山形県山形市: 家族は子供3人、脳梗塞で入院中

計16人(¥1,200,000)支援いたしました。最終的には、今回の助成金を¥200,000超過しましたが、当会の会費・寄付金より支出いたしました。

ありがとうございました。

投稿:加藤健司(土浦教会)2020年5月