総会報告5

長かった総会の会議が、9月26日に、少し早めに終わりました。28日に、シスターたちと合同で閉会式とミサを行い、全日程を終了します。

今回の総会で5つの総会文書を作成し承認しました。
1 「わたしたちの『内なる人』は日々新たにされる」・・・みこころ会の霊的な指針
2 「司牧・宣教における回心―エマオへの新しい道―」・・・9つの領域の指針
3 「初期養成における第4ステージについて」・・・司祭・修道者養成の指針
4 「イエズス・マリアの聖心会の霊的・歴史的遺産について」・・・創立時から受け継がれてきたものを大切にすること
5 「修道会の資産の管理について」・・・修道者としての生き方と会計上の指針

これらの他に、総長と4名の総顧問の選挙がありました。
どれも今後6年間の修道会の方向性を決める大切な議案でした。

2の「司牧・宣教における回心」では、教会はすべての人のための「野戦病院」のようでなければならないとの教皇フランシスコの勧めに従いながら、修道会も、弱く助けを必要としている人々、とくに病気や高齢で孤独な人々と共に歩むことを求めています。
その9つの領域の中の一つが高齢・病気の人々のことで、これまで修道会の高齢会員のことだけに目を向けられがちであったことを反省し、これからは病気や高齢の神の民と共に歩んでいくことを求めています。それが、どれだけ年老いても宣教師として生きる司祭・修道者の喜びとなり、信徒にとっても励みになっていくのだと思います。

総会で話し合われ決定されたことは、これから十分に理解し直し、これからの6年間を新たな気持ちで歩み始めます。
どうぞ、共にお祈りくださいますようにお願いいたします。

写真は、教皇フランシスコとの謁見で、総会出席者が教皇様を囲んで談笑しているところです。

本間神父と千原神父の間にいるのは、アイルランドのパット司教で、イエズス・マリアの聖心会の会員です。山田神父の同級生だそうです。

千原通明