フィリピンの神学生の現状と支援のお願い

本修道会より司牧担当教会へ送った神学生支援のお願いの書簡を掲載します。

 

✝ 主の平和

例年になく早かった桜の開花も南から散り始め、街は華やかなピンク色から落ち着きのある緑へと変わって来ました。

日本とフィリピンが1つの管区となって丸10年が経ちました。フィリピンへの聖心会の宣教は、まだ日が浅く、現在のところフィリピン人司祭は6名、司牧教会は2箇所に留まっています。
そんな中でも志願者・神学生は13名を数えます。しかし、フィリピンだけで志願者・神学生の養成費用を捻出することは難しく、日本とローマ本部からの送金で賄っているのが現状です。

現在ブライアン神学生が日本で語学を学んでおり、ここ数年の内には司祭として皆さんの教会で働くことになるでしょう。
そしてこれからも徐々にフィリピン人神学生を日本に招き、日本語を学び叙階された後、皆さんの教会で働いてもらうようにと考えています。

今の日本は高齢化社会で、誰もが経済的に余裕がある訳でないことは重々承知していますが、フィリピンで学ぶ神学生のために一人でも多くの方々のご支援を頂きたく「神学生基金」の振り込み書を同封させて頂きました。これは遠いフィリピンへの投資ではなく、近い将来の自分の教会で働く司祭への投資だとお考え頂けたら幸いです。

併せて、貧しい生活を送る子供たちのために働いている聖心会シスターたちが運営する施設「ダミアンセンター」のためにもご協力をお願い致します。

 

 イエズス・マリアの聖心会

管区長  本間研二

※ご寄付のための振込用紙は、茨城・山形両県のイエズス・マリアの聖心の担当する教会に置いてあります。

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